東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
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四連箱の名作モダンアパート 「泉荘」

泉荘01
堀切菖蒲園近くに、突如として現れるレトロアパート「泉荘」。

泉荘02
縦長の箱型が雁行型に4棟連なっている。
丸窓に四角窓の細かな装飾、浅葱色の屋根など何ともオシャレ。

泉荘03
バラエティに富んだ窓が面白く、さらに窓の庇に瓦を使っていて和洋折衷具合もニクい。

泉荘04
側面を見ると、こちらは緑色の瓦が多く使われている。

泉荘05
これは名建築の香りプンプンだ。内部もちょっと覗かせてもらうしかない。

泉荘06
昼間でも暗い廊下が奥深く続き、白と橙の市松模様のタイルがレトロモダン。

泉荘07

泉荘08
軋む木の階段に時代を感じる下駄箱。物凄いタイムスリップぶりだ。

泉荘09
静寂に包まれた廊下の中頃には、共用のトイレがあった。
頭に思い描いていた、昔のアパートの姿そのままといえる。

泉荘10
老朽化が目立つものの、モダンなレトロアパート。取り壊しにせずに、「江戸東京たてもの園」行きでもいいので是非保存してもらいたい隠れた名作である。
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最果ての再開発エリア 「金町駅北口周辺 後編」

前編に続き、開発事業が進行中の金町駅北口周辺。
後編では、かつてあった「三菱製紙中川工場」の名残を探し歩いてみる。

金町駅北口11
「東京理科大学・葛飾キャンパス」のキレイな芝生の道を歩いていると、赤褐色の巨大な鉄の球体が見えてくる。

金町駅北口12
この古めかしい鉄の球体は、損紙を蒸して再生するための蒸釜で通称「地球釜」で、かつて「三菱製紙中川工場」にて使われていたもの。製紙産業を記念するモニュメントとなっている。
大正6年に操業開始した三菱製紙中川工場は、平成15年に工場の移転により86年余りの歴史に幕を下ろした。

金町駅北口13
近くには煉瓦倉庫も2棟残っている。

金町駅北口14
再開発エリアに含まれ柵で囲われているが、今後残されるかは不明だ。

金町駅北口15
先の東日本大震災により煉瓦倉庫にダメージがあったようで、その旨の注意書き。

金町駅北口16
よく見ると、所々に大きな亀裂が入っている。

金町駅北口17
保存するなら修復が必要だが、是非地球釜と同様残してほしいものである。

金町駅北口18
それにしても、昔のこの地を知る人ほど浦島太郎な気分になってしまうだろう。ここがあの金町か、と。
最果ての町の再開発は目下進行中である。
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最果ての再開発エリア 「金町駅北口周辺 前編」

東京都区部の東端、葛飾区金町にある「金町駅」。東方にある江戸川の向こうはもう千葉県松戸市である。
駅周辺1キロ圏内は全般的に住宅・建物が密集しているが、今回はかつて「三菱製紙中川工場」があった駅北口~北西エリアの再開発著しいエリアを冒険。

金町駅北口01
北口を出ると、雑居ビル群の向こうに巨大な公団住宅が見える。

金町駅北口02
こちら「金町駅前団地」。1968年(昭和43年)に出来た団地とあって、古さがにじみ出ている。

金町駅北口03
団地の案内板。上の案内は細かいタイルを貼りあわせてあり、当時のオシャレ心を感じる造り。

金町駅北口04
しかし現状は建物の老朽化に加え団地住民も高齢化。

金町駅北口05
団地の中の商店街も寂れた感は否めず、福祉施設になっていたりする。

金町駅北口06
かなり大型の団地で駅前という立地。今後どうなってゆくのだろうか。

金町駅北口07
さてそれでは再開発エリアへ向かうとする。
するとやはり元々高い建物の少ない金町だけに、新しく出来た高層マンションの威容がやたらと目立っている。

金町駅北口08
駅北西にあった「三菱製紙中川工場」跡地は、東京理科大学を誘致することが決定。
2013年4月に、「葛飾キャンパス」として開学された。

金町駅北口09
近代的な大型の建物と、真新しい青々とした芝生。

金町駅北口10
かつての下町然とした雰囲気は一変。時の流れを感じさせる爽やかな風が、金町に吹き始めていた。

つづき→
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メルヘン・オクトパスで行こう 「堀切東公園」

堀切の住宅地にある「堀切東公園」。ここに変わったデザインの大型遊具がある。

堀切東公園1
それがこちら。トリッキーな形の大型複数すべり台である。
形からしてタコと見て良いだろうけど、顔(いわゆるマンガタッチの目や口)が無かったり、脚の生え方が変則的だったりと複雑な形状。それにタコとは思えないカラーリングが謎を深める。

堀切東公園2
脚の吸盤のイボイボも、なんと花がペイントされているサイケっぷり。

堀切東公園3
タコの脚だけに四方から滑れるようになっている。

堀切東公園4
それにしてもこのウニョウニョ感。このグロテスクさはよく見るタコ遊具に比べてずっとリアル。

堀切東公園5
上り方も色々あるみたいで、これは遊具としても面白そう。
塗装が剥がれて元の色であるピンクがむき出しになっている箇所も目立つ。

堀切東公園6
さらにさらに、頭部内は星が瞬く宇宙の世界だ。

堀切東公園7
頭部にはレトロなタッチで気球が描かれている。
ネット上に残っている数年前の写真を見ると、ピンクのタコで落書きだらけの非常に痛々しい姿を確認できる。元々が複雑なリアルタコ形状なので、ピンク色だと子供たちには共感し難いグロテスクなルックスだった。その上落書きだらけときたら...ね。

タコかどうかもよく分からないメルヘンチックなペイントにした事で、現在はエキサイティングな遊具として子供達の人気者である。
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娑婆の向こうのプテラノドン 「東京拘置所」

今回は全国に8箇所ある拘置所の一つ、「東京拘置所」の周辺を冒険。

東京拘置所01
東武スカイツリーライン・小菅駅の見晴らしのいいホームから、異様なオーラを放つ大きな建物が見える。この駅を通った人なら誰もが目を奪われるだろう。
あれが「東京拘置所」。未決拘禁者や死刑確定者等が収容され、オウム真理教事件埼玉愛犬家連続殺人事件等、世間を騒がせた重大事件の確定死刑囚も多く収監されている。

東京拘置所02
一番目立つ建物が2012年に完成した「新舎房」。地上12階、地下2階、高さ50mで中央部の中央管理棟と北収容棟、南収容棟が両V字形に翼を広げたように伸びるつながっている。その様はまるで翼竜プテラノドン。
中央管理棟屋上に載っている円形の皿のような物はヘリポート。収容定員は約3000名で、刑事被告人を収容する施設では日本最大の規模。
かつて巣鴨にあった「東京拘置所」は、1971年に首都圏整備計画の一環として東京拘置所を巣鴨の地から小菅に移された。

東京拘置所03
こちらは正門。一般人はここからは入れず、少し先の面会入り口から入るそうだ。

東京拘置所04
正門の前の交差点は「東京拘置所前」。
そこにある「日本保釈支援協会」という団体の保釈保証金に関する看板は、拘置所周りならではか。

東京拘置所06
フェンスの中の敷地内には拘置所で働く職員の官舎が並んでいる。
職員家族の生活は、監獄敷地のフェンスの中にあるのだ。

東京拘置所05
官舎の向こうには、もちろん大きな新舎房が。
要塞のようなあの建物では、娑婆にいる我々には知りえない日常が繰り広げられている。

東京拘置所07
拘置所の外側をぐるりと囲むように堀がある。

東京拘置所08
堀には丸々と太った鯉がたくさんいる。人が通ると物欲しげに寄ってきて可愛らしい...のだが、
この堀では少し前にこんな事件が起きている。
食肉業者の80代男が、犬とみられる動物の頭部約30個を捨てたというのだ。詳しく知りたい方はネット等で各々調べていただきたいのだが、捨てた男は「鯉の餌になると思った」と供述しているそう。
鯉が本当に動物の肉をついばむのかは知らないが、どちらにしても罪の無い鯉が不気味に見えてきてしまう。胸くそ悪い話ですなぁ。

東京拘置所09
こちらは北側の入り口。

東京拘置所10
ここからみるとグラウンドにサッカーゴールが置かれているのが見える。
奥に見える時計塔付きのミントグリーンの建物は旧庁舎。1929年(昭和4年)建てられたもの。建築家・蒲原重雄設計の表現主義建築の傑作とされる建物だ。管理棟が現存している。

歴史の面でも、建築物という面でも、実に興味深く是非とも内部の様子を見てみたいものだ。
新舎房の建物は無理でも敷地内の歴史を語る様々なものを。
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