東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
Category: 23区 > 墨田区  

京島のマンモス公園 「京島南公園」

下町らしいの細い道が入り組み長屋が多く見られる墨田区京島には、マンモス公園と呼ばれる名物公園がある。

京島南公園1

京島南公園2
ここ「京島南公園」はビスケット工場の跡地に出来た、京島一大きな公園。
メインは何と言ってもこの長〜い滑り台。3〜4階くらいの高さはある滑り台だ。

京島南公園3
上り階段は子供用の大きさの為、大人はちょっと上りにくい。しかも結構急だ。

京島南公園4
上から見ると、人によっては怖いと思うが、滑りたいという衝動に駆られるはずだ。
この後、メンバーの一人がスピードに驚いてヒジを強打してしまった。かなりスピードが出て楽しい滑り台だが、スピードの出る滑り台にブランクがある大人は注意が必要。

京島南公園5
他にも二つのジャングルジムを雲梯で繋いだ遊具もあり。ジャングルジムの上からスカイツリーを眺めたり、こりゃ子供は喜びそうだ。

ちなみに、メインの滑り台をマンモスと呼ぶのではない。この滑り台はむしろキリンに近い。ではなぜマンモスなのか。
大きな公園がなかったこの界隈では出来た当時大変話題になり、大きな公園という意味で「マンモス」公園と呼ばれるようになったのだそうな。
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墨田区に残る大正・昭和の長屋 「京島」

東京では数少ない第二次世界大戦による戦災を受けなかった地域であるため、昭和レトロブームで度々紹介されている曳舟駅周辺。
先日紹介した「鳩の街」も近いが、今回は住所でいうと墨田区・京島の探索。

京島01

京島02
京島2丁目から京島3丁目付近には大正時代からの昭和初期の長屋などが現存されており、古い家屋と町工場が混在していて、東京下町の古くからの街並みが色濃く残っている地域としても知られている。

京島03
“角にあるから”が名前の由来であろうメンズファッション店「カドヤ」。昔懐かしい町並みのその向こうには、対照的なスカイツリーが見える。

京島04
こちらも古そうな長屋とスカイツリーの光景。背の高い建物が少ないこの界隈では、至る所から聳えるスカイツリーの“ご威光”を拝める。

京島05
曳舟湯は古い破風造りと呼ばれる重厚で古風な建物の銭湯。昔は丸坊主やおかっぱ頭の子供達が、毎日同じ時間に来てたんだろうな。今もだったりして。

京島06
こちらは「キラキラ橘商店街」 。

京島07
全長およそ400mの通りに80軒あまりの商店が並ぶ。惣菜店、八百屋、魚屋などが軒先に商品をとにかくたくさん並べている。

京島08
コッペパンが名物の「ハト屋パン店」。子供が描いたみたいなヘタウマな絵が秀逸。この絵とは似ても似つかぬオバハンが無表情で応対してくれる。

京島09
「バーバー アラキ」「紅月ふとん店」は共に撤退してしまったようだが、これもレトロ・グッドな看板!

京島10
一方で狭い路地による車の通行の問題や、大規模地震などの災害時の対策も課題となっている。
その対策の一環として、現在京島1丁目では連続立体交差工事や市街地再開発事業が行われていて、2丁目・3丁目とはまるで違う光景になっている。

現時点では2丁目・3丁目には再開発事業の予定は立っていないが、スカイツリーが完成すると周辺には開発業者が入り、この風情は保っていられなくなるはずだ。
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春情の鳩居 「鳩の街」

太平洋戦争末期に、東京大空襲で玉の井を焼け出された業者が何軒か、この地で開業したのが始まりという赤線地帯「鳩の街」。墨田区向島と東向島の境界付近、玉の井から1kmほどの距離にある。

現在も商店街や道路の名称として「鳩の街」の名は残っている。
玉の井と同様に永井荷風をはじめ、この街も訪れる作家や芸能人が多かったらしい。昭和33年に売春防止法が完全施行され、すべての業者が廃業。後に商店街となった。

鳩の街01
現在はレトロな商店街だが、シャッターを下ろした店が多い。こうなってくると再開発という話になってしまいそう。スカイツリー近いし。

鳩の街02
ただ、古い家屋を生かした古民家カフェがオープンするなど、廃れていくのみではない。
こちらは古本とギャラリーのある古民家カフェ「こぐま」。昭和2年築の木造長屋のカフェだ。

そんじゃ、「鳩の街」私娼窟の名残を探し始めよう。
商店街から細い路地を入っていく。

鳩の街03

鳩の街04
玉の井同様、細い路地に残るカフェー建築で、綺麗な色タイルで飾られた娼家風の建物が残っている。

鳩の街05

鳩の街06
チョコレート色に統一されたカフェー建築。同色のタイルが板チョコみたいになっている。営業中と書いてあってもおかしくないほど状態良好だ。

鳩の街07
「OFF LIMIT’S」と書かれている場所を発見。終戦直後の「鳩の街」が米軍兵士の慰安施設として出発した事を考えると米兵向けなのか。
後に兵士が性病に感染することが多いため、米兵の立ち入りは禁止され日本人相手の赤線となる。

鳩の街08

鳩の街09
これも面白い建築物。1階が洋、2階が和になっている。特に2階は斜めの張り出し窓の中に丸窓があったりと非常に凝った造り。
老朽具合に時代を感じるが、非常に趣のあるカフェー建築だ。米兵にとってはまさに異国情緒だっただろう。

鳩の街10
予想では玉の井ほどは残っていないと思っていたのだが、なかなかどうして、状態も良く残っていた。
多くは民家になっているのだが、やはり廃墟になってしまうと老朽化による建て替えとなってしまうので、どんどん減ってきている。

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玉の井隣りの町工場群 「鐘ケ淵駅周辺」

鐘紡(カネボウ)発祥の地であり、クラシエに社名を変更した現在も鐘紡発祥の地として親しまれている鐘ケ淵。
もともと町工場が多いエリアで、戦後郊外や海外への移転などにともない減少していったが、まだまだ古い工場が残っている。

鐘ケ淵1

鐘ケ淵2
玉の井から鐘ケ淵駅の間に町工場の密集するエリアがあった。鐘ケ淵駅からいうと南側。そもそも玉の井に明確な境界線はないので、当時は娼家と町工場が入り交じっていたのかも知れない。

鐘ケ淵3
このエリアは本当に古い工場ばかり。トタンで出来た小屋も目立つ。

鐘ケ淵4
これもマンガに出てきそうな絵になるボロい町工場だが、道の狭いこのエリアにこういった工場がいくつもあるのは危険も多いのも事実。

鐘ケ淵5
町工場の向こうに今をときめくスカイツリーがそびえ立つ。ちょっと距離はあるが、再開発の波はここまで押し寄せるのだろうか。
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いざ私娼窟の迷宮へ 「玉の井の痕跡」

玉の井は、戦前から存在していた私娼街。永井荷風その他の文学作品にも取り上げられた有名な私娼街だ。戦前の玉の井は空襲によりほとんど焼失してしまったが、戦後も焼け残った場所に移り売春防止法施行まで営業を続けた。
東武伊勢崎線の東向島駅の駅名標には「旧玉ノ井」と書かれている。当時、この駅は玉の井の最寄り駅として賑わった。
今回は、そんな「玉の井」の痕跡探しの冒険だ。

玉の井01

玉の井02
玉の井は耕地整理のできていない水田を埋め立てて作ったため、あぜ道の名残の細い路地が縦横に入り組んで通っていた。
永井荷風はこの街をラビリント(迷宮)と粋に表現している。歩いてみると分かるが、本当に迷宮だ。いよいよ冒険要素が高まってきたぜ!

玉の井03

玉の井04
終戦後の玉の井は特殊カフェーと呼ばれる店に改める。所謂赤線。
このカフェーの建物は、華やかな壁の色、タイル貼りや格子窓など特徴的な装飾が見られる。これは当時、少ないコストで華やかな雰囲気を演出するのに最適で流行したそうだ。角の部分に丸みをつけるのも特徴。
かつて赤線営業していたと思われる建物は、現在店舗や個人宅になっている。

玉の井05

玉の井06
「スナック プリンス」という店。建物の装飾、メニューのレトロさに昭和モダンを感じる。

玉の井07

玉の井08
一番強烈なオーラを放っていたこちらも明らかに遊郭跡。角にあたる部分が塔のように高くなっていて、建物は和風なのに2階にバルコニーがあり洋風という独特な建築。
バルコニーからは娼婦が客を見送ったりしたらしい。当時の情景が垣間見れる、なんとも趣のあるカフェー建築だ。

玉の井09

玉の井10
気付くと同じ所に出てしまう事が何度もあった。「あれ?またここだ!」迷宮にハマり彷徨う。

色街だったかつての華やかさを伝える玉の井跡。
ほぼ昔のまま残っている入り組んで通る細い街路をはじめ、昔の面影のある建物や色タイル貼りの建物等、玉の井の痕跡と思われるものがまだ残っていて、当時から漂っていたであろう物憂げな空気感を今も感じる事ができる。
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