東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
Category: 23区 > 台東区  

星空と落ち葉のメロディー 「東京文化会館 後編」

前編に続き、前川國男の名作建築「東京文化会館」の紹介。

東京文化会館11
さて、個人的に大好きな螺旋階段へ向かうところ。赤い天井に四角い照明が並んでいる。

東京文化会館12
コンサートホールへ近づくにつれ、赤く塗られた箇所が多くなっている。
実はこれ、後述するがちゃんとした理由があるのである。

東京文化会館13
さて、こちらが我が愛しき「赤の螺旋階段」の入口。

東京文化会館14
壁も階段も真っ赤に塗られ、美しいラインの手すりが導いている。

東京文化会館15
そのラインは真円に近く、渦を巻いて徐々に下へ向かう画は惚れ惚れする。
美しき赤の螺旋を見下ろすのは、やはり一番上からがオススメ。

東京文化会館16
こちらは階数サインかと思いきや、どの階も共通のデザイン。

東京文化会館17
階段の一番上にあたるのが4階。

東京文化会館18
上にはこんな意匠が。

東京文化会館19
ここで真っ赤な理由だが、こちらはコンサート等の客用階段なので、興奮と緊張感を高める狙いがあるのだ。
逆に出演者側の階段は青く塗られ、心を落ち着かせるよう演出されているというわけ。まるで動脈と静脈である。
青の階段も是非見てみたいものだ。

この「東京文化会館」、近代建築としての建物の魅力もさることながら、ホールとしての評価も高い。
スペースに余裕のないことが多い日本国内のホールだが、この東京文化会館はバックステージの広さなど余裕を持った造りで貴重な存在。出演者にも大変好評な会場で、海外のアーティストが来日した際は公演に使用されることが多いというのも肯ける。
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星空と落ち葉のメロディー 「東京文化会館 前編」

上野公園の一角にある、東京で最初の本格的音楽ホール。
大物建築の宝庫である上野公園内の建物の中でも好きな建物の一つ。

東京文化会館01
1961年竣工の「東京文化会館」。設計は前川國男。
師匠であるル・コルビュジエの設計した「西洋美術館」の正面に立っていて、西洋美術館に合わせたと言うかかなり意識したデザイン。

東京文化会館02
クラシック音楽やオペラ、バレエ等を行う大小のホールを備え、「Tokyo Bunka Kaikan」として世界的に知られている。

東京文化会館03
外観は、ダイナミックに乗っている大きな庇が特徴的。
シンプルでパワフル。前川國男の本領発揮といったところか。

東京文化会館04
そして庇を支える列柱の奥には複数の入口。

東京文化会館05
鮮やかな赤い入口が目を引く。

東京文化会館06
一方、青い入口もある。
この赤と青の入口は、内部のとある演出の伏線といえる。その辺りは後編で。

東京文化会館07
ダイナミックな外観ももちろん魅力的だが、この建物の魅力は何といっても内観にある。
まずメインエントランスは、深い紺色に塗られた高い天井に、ランダムに照明が配置されている。

東京文化会館08
この深い紺色は夜空、照明が星を表現していて、天の川をイメージしたもの。

東京文化会館09
床のタイルはトーンの違う茶色のタイルがランダムに散りばめられ、まるで落ち葉のよう。
そう、内装は外との調和を意識しているのである。

東京文化会館10
コンサートホールの方も是非見てみたいが、それは何かの機会があったらということで。

後編は美しき螺旋階段を中心に。
続き→
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浅草で100年近くポッポッポ 「珈琲ハトヤ」

浅草・新仲見世通りには我々好みの古そうな喫茶店がいくつもあるが、今回もそんな一つ。

珈琲ハトヤ1
こちら「珈琲ハトヤ」。

珈琲ハトヤ2
創業はなんと1927年というから、もう100年近いではないか。

珈琲ハトヤ3
八角形の行灯は珍しい。

珈琲ハトヤ4
このサンプルは、やっぱり近くの「合羽橋」で買ったのだろうか。

珈琲ハトヤ5
なんとも可愛らしい鳩のマーク。
伊東に行くなら...のあの有名ホテルと繋がりがあるかは不明だがおそらく関係ないだろう。

珈琲ハトヤ6
こぶ茶があるのも微笑ましい。

珈琲ハトヤ7
セピヤ色の店内は特に目立つ装飾無く、それだけに余計に懐かしさが漂う。

珈琲ハトヤ8
せっかくなので一同、懐かしの喫茶店っぽいメニューを注文。
左手前からコーヒーフロート、ミルクセーキ、クリームソーダ。

特に目立つ店ではないが、それでもこれだけ長く生き残っているのは、きっと地元人気が高いはずだ。
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まことオシャレな様式建築 「黒田記念館」

黒田記念館01
洋画家・黒田清輝を記念する「黒田記念館」。
1928年(昭和3年)竣工。設計は「大阪市中央公会堂」や「明治生命館」、「鳩山会館」も手がけた岡田信一郎。

黒田記念館02
中世ヨーロッパの 貴族の館を参照したといわれているこの建物。
入り口の左右には当初から装飾として壷が作りつけられている。

黒田記念館03
扉の上部の半円形の窓には右から左に「黒田記念館」の文字、外壁はスクラッチ・タイル。

黒田記念館05
入り口の左扉のレリーフは郵便受けになっている。
写真では分かりづらいが、西洋の風の神ゼフュロスが両手で口を左右に大きく開いているユーモアたっぷりのデザイン。

黒田記念館04
エントランスは石の階段。

黒田記念館06
そして洋館の大きな楽しみである階段。こちらもやはり美しい。

黒田記念館07
赤い絨毯が敷かれた階段は木製で、手すり子の装飾はアールヌーボー調のアイアンワークが施されている。

黒田記念館08
上から見た螺旋具合もいい。
地階への階段は石の階段になっている。

黒田記念館09
一番奥の黒田記念室は、開所当初から黒田清輝の作品を展示する部屋として公開されている。

黒田記念館10
記念室の天井は漆喰の花飾りで飾られ、「明治生命館」との共通性が見られる。

いや~それにしても設計の岡田信一郎センセイは我々好みの建物を残してくださっている。
冒険紀行で色々廻って以来、すっかりファンになってしまった。
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飛行機型の近代建築 「国立科学博物館・日本館 後編」

前編に引き続き、1931年(昭和6年)竣工の飛行機型の近代建築「国立科学博物館・日本館」。

国立科学博物館11
階段は、飛行機で言う胴部分と翼部分の2種類ある。
どちらも美しい装飾が施されているが、螺旋階段好きの俺は写真の翼部の階段が好み。

国立科学博物館12
手すり子にはアールデコ調の装飾。床タイルの青緑も品格漂う。

国立科学博物館13
階段室では踊り場にステンドグラス。各階により絵柄も違う。

国立科学博物館14
最上階には天井に大きな半円型のステンドグラス。

国立科学博物館15
これらのステンドグラスは原画・伊東忠太、神秘的色彩に置き換えたのがステンドグラス作家・小川三知のスタジオ。
当ブログでもお馴染みの、大正時代の大物芸術家のコラボレーションは博物館の象徴の一つとなっている。

国立科学博物館16
メインの中央ホールに向かう前に少しは展示物も紹介しとかないと。
かなり濃い内容で、自然の生い立ち、日本人の形成過程等を展示。しゃれこうべの展示には暫し見入る。

国立科学博物館17
さて、建物の核ともいえる中央ホールのドーム天井エリアへ。

国立科学博物館18
アーチ型の窓にそれぞれ大きなステンドグラスが描かれ、照明から壁面まで装飾も抜かりなし。
ステンドグラスは伊東忠太っぽいタッチを感じられて魅力的。オリエンタルな色が濃くて、チャーミングな美しさがあるんだよね。

国立科学博物館19

国立科学博物館20
真円のドーム部にも中央にステンドグラスが嵌め込まれている。

建物の魅力を満喫し、伊東忠太とステンドグラス作家・小川三知の魅力も再確認。
博物館を近代建築めぐりとして見るのも、やはり楽しい。
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