東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
Category: 23区 > 港区  

世界に誇れるジャパンホテル 「ホテルオークラ東京 Ⅰ」

ホテルオークラ東京。我々も早くから行きたい冒険地候補に挙がっていた場所だ。
1962年(昭和37年)開業。建築好きの間では、“ネクスト重要文化財”として文化財登録されることを期待されていた建物。しかし、あろうことか本館は文化財登録どころか、2015年8月末をもって閉館し休業、同9月より建替工事に入るというのだ。
これは急いで行かねばならぬと馳せ参じた次第。

ホテルオークラ東京00
こちらが「ホテルオークラ東京・本館」である。「帝国ホテル」、「ホテルニューオータニ」とともに、ホテルの「御三家」と称される。
近代的設備と日本の伝統美の調和を方針として、谷口吉郎、小坂秀雄など当時の一流建築家や芸術家を集め、設計・意匠委員会を結成して設計された。

ホテルオークラ東京01
建物のデザインは、帝国ホテルのような洋風ではなく、和の粋を尽くしたもの。
ホテルオークラの外壁は、和瓦を貼り詰め目地に白磁タイルを貼り込んでいて、海鼠壁仕上げの純日本調な建築。金色の筆記体で書かれた「Hotel Okura」が渋く輝く。

ホテルオークラ東京02
建物全体は北・南・東に伸びる三ツ矢型の建築で、中央に諸施設を配している。

ホテルオークラ東京03
壁面には麻の葉文様など伝統的な文様が見られ、入口上の庇は鱗紋(うろこもん)と呼ばれる三角紋様。
鎌倉時代あたりからは武具や武装品の紋様としても多く用いられ、金銀の箔を貼って鱗紋様をあらわした衣裳は、蛇体もしくは女性の執念を象徴するものとされている。

ホテルオークラ東京04
入ると和モダンなシャンデリアがお出迎え。

ホテルオークラ東京05
こちらは大きな素透しガラス壁に、木造の棧を用いて倭絵の霞風にあらわしている。
いや~ハイレベルですなぁ。

ホテルオークラ東京06
エントランスは緑青のカーペットに和のモチーフが描かれ、壁面から照明までしっかり和で統一されている。

ホテルオークラ東京07
通路の天井には、六角形を合わせた幾何構成紋様で、亀の甲羅の形に似ているところから亀甲紋と名付けている。
床や壁も相まって、何とも和モダンな空間が続いている。

ホテルオークラ東京08
壁面の華やかな赤の部分。色も華やかながら生っぽくない和の赤だ。

ホテルオークラ東京09
部屋の前に置かれた行灯もシブい。

ホテルオークラ東京10
縦書きのシブいフォントで描かれた行灯。
急増する外資系ホテルでは絶対に見られないシブさ。

このように、開業当時のデザインを継承し、ほぼ当時のまま使い続けていることも嬉しい。
今回は3回に分けて、たっぷりと魅力をお届けしちゃおうと思う。

続き→
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