東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
Category: 23区 > 豊島区  

巨匠ライトの贈り物 「自由学園明日館」

池袋駅からそれほど離れていない場所ながら、閑静な住宅街。路地を入ると見えてくるのが「自由学園明日(みょうにち)館」である。

自由学園明日館01
芝生の庭を抱くようにコの字型に配された校舎。建築設計を志す者でここを知らない者は無いと言われる名作である。
羽仁吉一、もと子夫妻が創立した自由学園の校舎として、アメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライトの設計により1921年(大正10年)建設された。
明日館の建築計画当初、夫婦はライトではなく友人の建築家・遠藤新に相談を持ちかけた。当時、帝国ホテル設計のため来日中だったライトの助手をしていた遠藤新が、夫妻をライトに引き合わせたことで実現した話だそうだ。

自由学園明日館02
外観からも目を引くのは、複雑な幾何学模様に切り取られた高い窓。

自由学園明日館03
建物内部は天井が低く、薄暗いことに気づく。

自由学園明日館04
出入り口や廊下のドアも、幾何学模様が施されている。実にライトらしい。

自由学園明日館05
建物の2階中央に位置する食堂。
遠藤新デザインのイスとテーブルが並んでいて、よく見ると椅子には朱赤のポイントが。これは浮世絵収集家でもあったライトが好んだ落款の色だそう。

自由学園明日館06
そして多目的ホールに入ると、先ほど外から見た幾何学模様の窓から眩しいほどの日の光が。ホールの天井は5.3mもの高さ。
ドラマチックな空間の変化を意図し、あえて入り口や廊下を暗くしたとのことだ。さすがライト。

自由学園明日館07
照明も少なく、淡い光の白熱灯だ。

自由学園明日館08
今度は道路を隔てたところに建つ講堂。遠藤新の設計。

自由学園明日館09
内部は教会のような造りになっている。

自由学園明日館10
こちらも校舎と同様に、幾何学模様が入った窓を使用している。

自由学園とフランク・ロイド・ライトの出会いが、日本屈指のライト建築を池袋に誕生させることになったのだ。
現在はライトの作品を見たいと日本、そして世界から人々が集まるようになっている。
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