東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
Category: 23区 > 葛飾区  

娑婆の向こうのプテラノドン 「東京拘置所」

今回は全国に8箇所ある拘置所の一つ、「東京拘置所」の周辺を冒険。

東京拘置所01
東武スカイツリーライン・小菅駅の見晴らしのいいホームから、異様なオーラを放つ大きな建物が見える。この駅を通った人なら誰もが目を奪われるだろう。
あれが「東京拘置所」。未決拘禁者や死刑確定者等が収容され、オウム真理教事件埼玉愛犬家連続殺人事件等、世間を騒がせた重大事件の確定死刑囚も多く収監されている。

東京拘置所02
一番目立つ建物が2012年に完成した「新舎房」。地上12階、地下2階、高さ50mで中央部の中央管理棟と北収容棟、南収容棟が両V字形に翼を広げたように伸びるつながっている。その様はまるで翼竜プテラノドン。
中央管理棟屋上に載っている円形の皿のような物はヘリポート。収容定員は約3000名で、刑事被告人を収容する施設では日本最大の規模。
かつて巣鴨にあった「東京拘置所」は、1971年に首都圏整備計画の一環として東京拘置所を巣鴨の地から小菅に移された。

東京拘置所03
こちらは正門。一般人はここからは入れず、少し先の面会入り口から入るそうだ。

東京拘置所04
正門の前の交差点は「東京拘置所前」。
そこにある「日本保釈支援協会」という団体の保釈保証金に関する看板は、拘置所周りならではか。

東京拘置所06
フェンスの中の敷地内には拘置所で働く職員の官舎が並んでいる。
職員家族の生活は、監獄敷地のフェンスの中にあるのだ。

東京拘置所05
官舎の向こうには、もちろん大きな新舎房が。
要塞のようなあの建物では、娑婆にいる我々には知りえない日常が繰り広げられている。

東京拘置所07
拘置所の外側をぐるりと囲むように堀がある。

東京拘置所08
堀には丸々と太った鯉がたくさんいる。人が通ると物欲しげに寄ってきて可愛らしい...のだが、
この堀では少し前にこんな事件が起きている。
食肉業者の80代男が、犬とみられる動物の頭部約30個を捨てたというのだ。詳しく知りたい方はネット等で各々調べていただきたいのだが、捨てた男は「鯉の餌になると思った」と供述しているそう。
鯉が本当に動物の肉をついばむのかは知らないが、どちらにしても罪の無い鯉が不気味に見えてきてしまう。胸くそ悪い話ですなぁ。

東京拘置所09
こちらは北側の入り口。

東京拘置所10
ここからみるとグラウンドにサッカーゴールが置かれているのが見える。
奥に見える時計塔付きのミントグリーンの建物は旧庁舎。1929年(昭和4年)建てられたもの。建築家・蒲原重雄設計の表現主義建築の傑作とされる建物だ。管理棟が現存している。

歴史の面でも、建築物という面でも、実に興味深く是非とも内部の様子を見てみたいものだ。
新舎房の建物は無理でも敷地内の歴史を語る様々なものを。
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