東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
Category: 23区 > 墨田区  

いざ私娼窟の迷宮へ 「玉の井の痕跡」

玉の井は、戦前から存在していた私娼街。永井荷風その他の文学作品にも取り上げられた有名な私娼街だ。戦前の玉の井は空襲によりほとんど焼失してしまったが、戦後も焼け残った場所に移り売春防止法施行まで営業を続けた。
東武伊勢崎線の東向島駅の駅名標には「旧玉ノ井」と書かれている。当時、この駅は玉の井の最寄り駅として賑わった。
今回は、そんな「玉の井」の痕跡探しの冒険だ。

玉の井01

玉の井02
玉の井は耕地整理のできていない水田を埋め立てて作ったため、あぜ道の名残の細い路地が縦横に入り組んで通っていた。
永井荷風はこの街をラビリント(迷宮)と粋に表現している。歩いてみると分かるが、本当に迷宮だ。いよいよ冒険要素が高まってきたぜ!

玉の井03

玉の井04
終戦後の玉の井は特殊カフェーと呼ばれる店に改める。所謂赤線。
このカフェーの建物は、華やかな壁の色、タイル貼りや格子窓など特徴的な装飾が見られる。これは当時、少ないコストで華やかな雰囲気を演出するのに最適で流行したそうだ。角の部分に丸みをつけるのも特徴。
かつて赤線営業していたと思われる建物は、現在店舗や個人宅になっている。

玉の井05

玉の井06
「スナック プリンス」という店。建物の装飾、メニューのレトロさに昭和モダンを感じる。

玉の井07

玉の井08
一番強烈なオーラを放っていたこちらも明らかに遊郭跡。角にあたる部分が塔のように高くなっていて、建物は和風なのに2階にバルコニーがあり洋風という独特な建築。
バルコニーからは娼婦が客を見送ったりしたらしい。当時の情景が垣間見れる、なんとも趣のあるカフェー建築だ。

玉の井09

玉の井10
気付くと同じ所に出てしまう事が何度もあった。「あれ?またここだ!」迷宮にハマり彷徨う。

色街だったかつての華やかさを伝える玉の井跡。
ほぼ昔のまま残っている入り組んで通る細い街路をはじめ、昔の面影のある建物や色タイル貼りの建物等、玉の井の痕跡と思われるものがまだ残っていて、当時から漂っていたであろう物憂げな空気感を今も感じる事ができる。
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