東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
Category: 23区 > 文京区  

教会の中に六角堂? 「求道会館」

風情ある建物が多く残っている東京大学西側の本郷。戦前に建てられた木造建築や看板建築が多いが、その中でも異彩を放っている建物がある。

求道会館01
今回はこちら、「求道会館」の紹介。
一見教会のようにも見えるが、浄土真宗の僧侶・近角常観が1915年(大正4年)に信仰を説く場として建てた物。地上二階、レンガ造りで、屋根は石綿板葦き。

求道会館02
設計はヨーロッパ近代建築を学びその日本への定着を試みていた建築家・武田五一。京都にある「五龍閣」などを設計した人だ。ヨーロッパの教会堂の空間構成を基本的に踏襲しながら、要所に伝統的な日本の社寺建築のモチーフを用いた独特な様式を伝える、氏の代表作の一つ。

求道会館03
内部正面には純和室の白木造りながら、椅子の配置等こちらも教会を思わせる造り。
そこへ銅板葦屋根の六角堂が嵌るように配され、後方の壁面には大アーチの石膏レリーフが描かれている。

求道会館04
六角堂には阿弥陀様。これは非常に珍しく、興味深い。

求道会館05
1階は木製長椅子式、2階はギャラリーで会衆が参列する形式。

求道会館06
どこに座っても六角堂の阿弥陀様へ向くように考えられている。

求道会館07
2階の玄関側窓にはステンドグラスがある。

求道会館08
全ての絵が繋がっていて、大きな樹木になっている。

求道会館09
2階の手すりには仏教や寺院を示す卍(まんじ)。

求道会館10
天井はツーバイフォーならぬツーバイシックス工法で、強度を必要とする箇所には部材の本数を増して対応。
組まれた角材には力学的な美しさがある。壁際のカーブなんかたまらんよね。

文化財になる以前、一時は廃墟と化し、蔦に覆われ近所では有名な「お化け屋敷」になっていたそう。ただ、手付かずで残っていたため建築当時にかなり忠実な改修工事が出来たそう。
現在は休日に公開されたり、演奏会などにも利用されているそうだ。
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Comment
 
蔦 ← この漢字、読めません。(>_<)

カラ・・・カラス・・・・カラ・・・???

歴史&建築関係、お詳しいですね。

こうゆう場所で ♪ 演奏会 ♪ って良いですよね~v-266
Re: タイトルなし 
これはツタですね。難しい漢字ですよね。
よく廃墟とかに絡んでいるツルの植物です。冒険紀行でも検索したら多分廃墟ばっかり出てきますよv-4
ただ、ツタに覆われた状態は、それはそれで好きですけどね。
どう見ても洋風建築、教会? 
でしょうか、まるで築地の本願寺のあの姿に
ポリシー的には似ている感じがしました。
お寺も火事防止などの面からコンクリート化が
進んでいた時代がありましたね。
それにしても、中を見ても洋風、教会?
それにしても、私が北海道札幌で見かけた
「旧高等裁判所」の裁判を実際に行う部屋、「法廷」の姿にも
似てますよ、同時代なのかもしれませんね。
お晩です、kshun10さん、またお邪魔します。
Re: どう見ても洋風建築、教会? 
kozoh55さん、こんにちは。
ここ、めずらしい建物ですよね。教会っぽいけど教会じゃない。
建物の規模は大きくないので知名度はそれほどでもないですが、歴史的な価値があると思います。
建築家・武田五一も有名らしく、関西に名建築が多く残っているようです。

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