東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
Category: 23区 > 千代田区  

奇跡のボタン店 「岡昌裏地ボタン店」

かつて大規模な衣料・繊維関係の市場があった「岩本町」一帯。現在はだいぶ数を減らしたが、わずかながらまだ残っている。

岡昌裏地ボタン店01
古い商店の名残を発見できると嬉しい我々にとって、今回紹介する「岡昌裏地ボタン店」は、まさに奇跡の存在である。

岡昌裏地ボタン店02
1897年に創業した、主にテーラーさんを相手にした商店のこちら。
何が奇跡って、これだけ状態の良い銅板葺きの木造建築で、これだけ好立地にありながら、どっこい現役店舗であることだ。

岡昌裏地ボタン店03

岡昌裏地ボタン店04
店名通りボタン・裏地をメインに、ハンガーなど衣料の付属品も並んでいる。
店内の、檜と埃の混じった古く懐かしい香りにグッとくる。

岡昌裏地ボタン店05
写真では分かりにくいかもしれんが、天井を見ると弛んでいるのが分かる。

岡昌裏地ボタン店06
しみぬきスプレーには、分かりやすく大きな紙に「しみぬき」と書いて包んである。
パッケージデザインが全く見えなくなっているが、これもご主人の気遣いである。

岡昌裏地ボタン店08
木の引き戸に古いガラス。滑らかじゃないガラス面はかえって味がある。

岡昌裏地ボタン店09
詳しい人が見れば分かるであろう、明らかに古いガスや水道・NHKのラベル。

岡昌裏地ボタン店10
店を閉める時は、木製の雨戸6枚を閉める。
この木製の雨戸、「放火されたらすぐ燃えちゃうから変えたほうがいい」という話が持ち上がったものの、結局今も変えずじまいになったそう。今では周囲の人から「絶対変えないで」と言われるそうだ。

バブル期には「10億円で譲ってくれ」と不動産屋から持ちかけられそう。また悪質な不動産業者による界隈の木造家屋への放火事件も起きていたそうだ。
そういった数々の困難を乗り越え、消滅してしまうような契機も踏ん張って、今も営業を続ける「岡昌裏地ボタン店」。これを奇跡と呼ばずして何といおうか。いやはや感動ものである。
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