東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
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瀟洒なるアールデコ邸宅 「庭園美術館 後編」

前編に続き、「庭園美術館」の瀟洒な建物内部をお届け。

庭園美術館11
後編最初に紹介するのは次室(つぎのま)。
大広間から大客室へのつなぎの役割を持つ部屋だが、つなぎでは片付けられないとても印象的な部屋だ。

庭園美術館12
何といってもこの「香水塔」が目を引く。
アンリ・ラパンが1932年(昭和7年)にデザインし、国立セーヴル製陶所で製作されたもの。
この「香水塔」は、かつては上部の照明部分に香水を施し、照明の熱で実際に香りを漂わせていたという。

庭園美術館13
朝香宮一家の日常の食事に使用されていたという小食堂。
西洋スタイルの朝香宮邸の中にあって珍しく、全体に和の要素が取り入れられいる。

庭園美術館14
天井は杉の柾板(まさいた)。
照明が味わいあるオリエンタルデザイン。

庭園美術館15
こちらは第一階段。
1階の客間から2階の家族の居室へ通じる階段で、フランスのアール・デコの空間から、日本のアール・デコ空間へ移行する階段という意味合いを持っている。

庭園美術館16
嵌めこみ金物はブロンズ製銀イブシ仕上げ。
二階広間の照明柱、天井照明とともにアール・デコ特有のパターン化された花模様で統一されている。

庭園美術館17
こちらはステンドグラスで装飾された、和風照明。
オシャレな和モダンである。

庭園美術館18
正方形の部屋の四隅に飾り棚を設置することにより室内を円形に仕上げられたこちらは書斎。
絨毯、机、椅子も室内と同様に、アンリ・ラパンによりデザインされている。

庭園美術館19
芝庭や日本庭園が一望できるベランダ。
殿下、妃殿下の居室からのみ出入りできる、ご夫妻専用のベランダで、床の黒と白の大理石で市松模様に敷かれている。

庭園美術館20
あら、これまたオシャレな照明を発見。
色とりどりのガラスがはめ込まれ、カラフルな金平糖みたい。

アールデコ様式の個人住宅は世界中に存在するが、旧朝香宮邸はその中でも質が高く、保全状態も良い。
1993年に東京都の有形文化財に指定され、2015年に国の重要文化財に指定されている。
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瀟洒なるアールデコ邸宅 「庭園美術館 前編」

庭園美術館01
港区白金台にある都立美術館、「東京都庭園美術館」。
元は香淳皇后の叔父にあたる朝香宮鳩彦王が皇籍離脱まで暮らした邸宅。

庭園美術館02
本館は鉄筋コンクリート造2階建て。1933年(昭和8年)に完成した。
外観はモダンな印象を漂わせるものの、装飾がほとんど見られない。

庭園美術館03
飾りといえば、玄関ポーチの狛犬くらいか。

庭園美術館04
しかし、内装には当時流行のアールデコ様式の粋を尽くした瀟洒な建物である。
今回は、この瀟洒な建物内部を是非紹介しておきたい(全部紹介してたら膨大な写真になってしまうので、特に気に入ったものに的を絞って紹介しようと思う)。

庭園美術館05
まず、正面玄関から美しい空間が演出されている。
ここにある女神像のガラスレリーフや後述する大客室のシャンデリアなどは、フランスの宝飾デザイナーでガラス工芸家でもあったルネ・ラリックの作品である。

庭園美術館06
床の円形デザインのモザイクタイルも美しい。
主張しすぎない中間色が織り成す、秀麗なアート。

庭園美術館07
また、今回なるだけ紹介したいのが照明。
バラエティー豊かな照明が待っている。

庭園美術館08
階段で使われている赤絨毯も、真っ赤ではボルドー。小豆色といった感じだ。
これも上品だよな。

庭園美術館09
こちら大食堂。
大きく円形を描く張出し窓は、開放的な独特の空間を形作っている。

庭園美術館10
これまた独創的な照明が登場。大客室にあるルネ・ラリックの作品。
ランプ部分が花だろうか。ギザギザ部分も面白い。

後編も、美しい空間の連続をお届け。
続き→
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沖縄タウンとバラックと 「代田橋駅周辺 後編」

前編の沖縄タウンに続き、「代田橋駅周辺」をお届け。

代田橋駅周辺11
沖縄タウンは、沖縄モノというより我々的にはやはりレトロ。
外れの方まで昭和を感じる店舗や店舗跡が残っている。

代田橋駅周辺12
そしてそう、ここには大きな見どころがある。
それは沖縄タウンの店舗が途切れた、とある路地。

代田橋駅周辺13
進むにつれ、違和感。
左右にズラリとバラック建てが並んでいるのだ。

代田橋駅周辺14
初めて訪れた際は、ホントに息を呑んだ。

代田橋駅周辺15
周囲とまるで時代感がズレているのだ。
時空の歪みとでも表現したくなる。

代田橋駅周辺16
インフラ整備や再開発の間(はざま)で、たまたま残っているのだろう。
残されていたエアポケットのようなエリアは、その空気感まで前時代のままを留めている。

代田橋駅周辺17
こちらは別の路地。
これなんか昭和でもあるけど、東南アジアの風景のようでもある。

代田橋駅周辺18
これまた古い建物を発見。

代田橋駅周辺19
昔のストアー系なのだろうか。
かつては幾つかの店舗で形成された市場だったと推測。
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沖縄タウンとバラックと 「代田橋駅周辺 前編」

京王線・代田橋駅。
駅自体は世田谷区に所在しているが、近くに杉並区、渋谷区との区境がある。

代田橋駅周辺01
駅南口は古い商店街の雰囲気が残っている。

代田橋駅周辺02

代田橋駅周辺03
一方北口周辺はもっと濃密。
狭い空間に闇市商店街の風情が凝縮されるようにして残っている。

代田橋駅周辺04
手書き看板も味わい深い。

代田橋駅周辺05
銅版葺きの建物も発見。
現在は新しい店舗が入っていて、まだまだ残ってくれそうである。

代田橋駅周辺06
こちらは沖縄タウンとしてお馴染みの「杉並和泉明店街」。

代田橋駅周辺07
沖縄物産や沖縄料理の店などが集まっている。

代田橋駅周辺08
昔のストアー商店街なんかをそのまま利用したんではないだろうか。
こちら「めんそ~れ大都市場」。

代田橋駅周辺09
雰囲気はそのままに、沖縄の店になっている。

代田橋駅周辺10
オリオンビールのポスターは、沖縄の女優・グラビアアイドルだろうか。
濃い目の美女が微笑んでいる。俺は濃い目の美女、大好きですよ~。

さて後編では、沖縄タウンの外れから驚きのバラック通りへ。
後編へ→
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公園を渡すディストピア地下道 「世田谷区立玉川上水緑道」

江戸時代に多摩川から水を引くために掘り割られた「玉川上水」。
玉川上水緑道01
甲州街道からの区間は、上水の面影を残す流れを見ることができる。
写真上部に見える橋のようなものは、代田橋駅のホームだ。

玉川上水緑道02
「玉川上水緑道」は暗渠にした川の上を整備した遊歩道。

玉川上水緑道03
暗渠の様子。

玉川上水緑道04
京王線代田橋駅付近の甲州街道から始まり、途中環七をくぐり、大原一丁目の渋谷区境までの延長499メートルある。

玉川上水緑道05
車止めにはかつての水道の栓が使われている。

玉川上水緑道06
緑豊かで非常に気持ちのいい公園なのだが
路上生活者や野良猫の存在が気になるところ。

玉川上水緑道07
さて、我々がこの公園で紹介したいのは、もちろんそれらではない。
遊歩道の途中にある、環七をくぐるこの地下道が魅力的なのだ。

玉川上水緑道08
まず入り口。
アーチ型の謎の梁が、何か異界の門のオブジェのようでそそられる。

玉川上水緑道10
通路は管や鋼材が剥き出しになっていて、狭い上に屈まなければならない箇所も。
何ともディストピア・エッセンスを纏った地下道である。

古びた地下道には、薄暗くジメジメした陰鬱な空気を帯びやすい。
加えて暗渠化したが故だろうか。こんな何気ない地下道にも、大好物の怪しいオーラが漂っていたりする。
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