東京冒険紀行

東京に的を絞った冒険記。失われつつある追憶の風景・ワンダフルな建築物・愛しの公園キャラ・物語る廃墟・入りにくいけどイイ店・御馬鹿スポットから知られざるディープスポットまで...街で見つけた素晴らしいもの面白いものを独自の視点で紹介!!!

 
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何といっても大相撲の街 「両国駅周辺」

今回は大相撲の街、両国駅周辺。

両国駅周辺01
現在の両国駅・駅舎は関東大震災発生後の1929年に再建された駅舎。
ホーム横にはターミナル駅の面影を残す駅舎とホームが残されていて、旧駅舎コンコースを利用し「大江戸八百八町・花の舞」が営業。店内にある土俵が名物。

両国駅周辺02
両国といえば、何といっても大相撲の興業施設「両国国技館」。
1985年1月場所より使用されている現在の建物は二代目。

両国駅周辺03
よく見りゃ案内地図も力士型になっていて微笑ましい。
相撲部屋や力士サイズの服を取り扱う洋品店、そしてちゃんこ鍋の店など、街の大相撲関連の物を挙げるとキリが無いので今回は割愛。

両国駅周辺04
とはいえ相撲とは直接関係無い店名や建物名等にまで、どうしても相撲が入ってしまうのは場所柄か。
元力士が始めた店だとか相撲好きの集まる店だとか、細かいことは知らんけどね。

両国駅周辺05
街には下町特有のオンボロ食堂なども点在している。

両国駅周辺06
大型の新しい建物が増えつつある場所ながら、こういった古い店が残っているのにはホッとする。

両国駅周辺07
さてこちらは一見何の変哲も無いビル。

両国駅周辺08
このビルにある、「もんじゃ」と読んでしまいそうになる店、こちらは「もゝんじや」。
1718年(享保3年)創業の猪料理店。ももんじとは百獣(ももんじゅう)の意で、かつては動物の肉を扱う店を「ももんじや」と総称した。この店も当初は「ももんじや・豊田屋」という屋号だった。

両国駅周辺09
看板に“猪初入荷致しました”とある。
はて?隣にある黒い影は...

両国駅周辺10
よく見るとギョッ!猪の骸がぶら下がっているではないか。
この店では、猪の肉は味噌仕立てのすき焼き。その他にも鹿刺しや狸汁など珍しい肉料理を味わえるらしい。

江戸時代、両国橋を挟んで西詰(西側・浅草橋など)と東詰(東側・両国)では雰囲気が変わった。
西詰は将軍のお膝元で規制が厳しかったのに比べ、東詰は自由で様々な文化が花開いた。「もゝんじや」のような店で肉を食べることも出来た。もっとも江戸時代は肉を食することは禁止されていたので、猪肉は「山くじら」と称していたそうだが。
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危うきドームの近代建築 「両国公会堂」

今回は「両国国技館」の北にある「旧安田庭園」内に建つ、風前の灯となっている公共施設。

両国公会堂1
旧安田庭園はかつて隅田川の水を引いた潮入回遊庭園で、無料で開放されている。

両国公会堂2
この庭園を奥へと進んでいくと、一角にドーム屋根の大きな建物が見えてくる。

両国公会堂3
こちらが「両国公会堂」。かなり大型のドーム屋根が特徴の近代建築である。
設計は辰野金吾の弟子である森山松之助。

両国公会堂4

両国公会堂5
1926年(大正12年)に起きた関東大震災後の復興事業の一環として建てられた。
安田財閥の寄付により賄われたという。

両国公会堂6
現在は老朽化が激しく倒壊の恐れがあるため利用休止、といっても修繕工事の予定は無く、解体を待つような寂しい姿を晒している。

両国公会堂7
通り側には正面玄関がある。

両国公会堂8
こちらも入口は閉鎖され、入口前は交差点をショートカットするために通る人のみ。

とてもモダンで歴史的にも貴重な復興事業の建物だけに、どうにか残せないものだろうか。
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本所東詰のシンボル 「両国回向院」

両国回向院01
1657年(明暦3年)の明暦の大火の焼死者10万8千人を葬うために建立された「両国回向院(えこういん)」。
近くの両国橋は参拝客のために架けられたとの事で、いかに有名な寺であるかがうかがえる。

両国回向院02
入るなり一際目立つ墓を発見。
こちら「力塚」は、昭和11年に歴代相撲年寄の慰霊のため建立された石碑。

両国回向院03
そしてこちらが「石造明暦大火 横死者等供養塔」。
1657年に江戸市中の繁華街を焼いた明暦の大火の焼死者をはじめ、入水者・牢死者・処刑者その他の横死者の供養塔。

両国回向院04
写真中央に見える塔は「馬頭観音堂」は、徳川家綱の愛馬を供養した事に由来。

両国回向院05
境内には他にも「軍用犬・軍馬慰霊碑」や「犬猫供養塔」、「小鳥供養塔」等さまざまな動物の慰霊碑、供養碑がある。

両国回向院06
こちらの供養塔群は、石造海難供養塔をはじめ様々な供養塔が集まっている。

両国回向院07
一番奥には冒険紀行での登場率が高い「水子塚」がある。
1793年(寛政5年)、時の老中松平定信の命によって造立されたもので、水子供養の発祥とされている。
人が近づくと風車がクルクルと静かに回る。

両国回向院08
墓石に“教覺速善居士”と刻まれているこちらは「鼠小僧之墓」。

両国回向院09
処刑は小塚原刑場にて行われ、当院に葬られた。享年36。
手前にある「お前立ち」を削ってお守りにすると、長年捕まらなかった幸運にあやかれるという。

両国回向院10
こちら「猫塚」も小さいながら貴重な文化財。
江戸時代より伝わる話で、猫を可愛がっていた魚屋。生活が困窮していたところ、猫がどこかから二両のお金をくわえて来た。しかしある日、とある商家でお金をくわえ逃げようとした猫が奉公人に殴り殺されてしまう。
それを知った魚屋と商家の主人が猫の恩に感銘を受けて猫を回向院に葬ったという。

動物にまつわる墓や石碑が多い当院。まさか鼠小僧が葬られたのもそういう理由?じゃないよな。
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多才な住職の手による珍寺 「證願寺」

證願寺01
葛飾区立石にある真宗大谷派の寺院「證願寺(しょうがんじ)」。
元は1600年に上杉民部之輔の三男・證願が湯島に創建されたもので、江戸の大火で浅草に移転し、更に関東大震災の区画整理で昭和7年に現在地の葛飾区立石に移転し、現在に至っているという。

證願寺02
最初の写真でもチラッと写っているが、入り口の塀には猫と鼠と宝船?の壁画が描かれている。
この入口から期待しちゃったんだけど、期待通りのユニークな寺だったので紹介。

證願寺03
通りから見ると一見ごく普通の寺に見える。
第16代住職は読経・儀式作法などに詳し人だったそうで多くの弟子を指導したそうなんだけど、声楽家・アマチュア天文家・奇術師としても有名という第17代住職・春日了氏により、寺は本人の特技を活かしユニークな物に改革したのである。

證願寺04
敷地内にある宇宙ロケットの付いた建物は、1996年に設置された「銀河座」。

證願寺05
ペンタックスから試作品のプラネタリウム投影機を譲渡してもらったものを使って開設した完全予約制プラネタリウム。寺に併設されているプラネタリウムというのも珍しい。

證願寺06
境内の中央にある本堂は、古都の風情を醸し出す重厚な総檜造りの木造本堂。
この本堂には読経中用として電光掲示板による「お経の同時通訳機」を設置されていて、見ていればお経の中身がわかる仕組みになっているそうだ。

證願寺07
前庭にはライオンの石彫刻。住職はかなり動物好きと見たぞ。

證願寺08
はて、あっちにも動物がいるぞ。なんだろあれ。

證願寺09
ってトリケラトプスじゃねーか!しかもかなりデカくてリアルな出来。

證願寺10
そう、寺には動物ネタのみならず、裏手の塀40mには古代の森にいろいろな恐竜が遊ぶ姿が描かれている。

ちなみに住職・春日了氏は、声楽家として日本の他にヨーロッパでも歌ったり、日本プラネタリウム協議会(JPA)正会員だったり、「宇宙時代のお坊さん」をキャッチフレーズにマスコミ活動までしている積極的坊さんである。
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夜の暗闇一丁目 「呑んべ横丁」

京成立石にある、下町酒場の聖域「呑んべ横丁」。
以前訪れ、その衝撃を伝えるべく記事にしたが、その最後にこう締めくくっていた。
「機会があればここの真の姿、夜の姿を是非お届けしたい。」

呑んべ横丁11
そう、この度そのために夜になって京成立石を訪れたのである。
夜の呑んべ横丁、早速レポート!

呑んべ横丁12
小さいながらも昼にはあった明かり取りからの太陽の明かり。それが一切無い暗闇の路地。

呑んべ横丁13
しかしやはり、ここの夜は店舗のネオンが灯っていて明るい。呑み屋街はこうでなくっちゃ。

呑んべ横丁14
昼間と違うポイントとしては、やはり灯りがある事だ。
エリアによって様々な色に変化する。

呑んべ横丁15
明かりがあると、逆に明かりのない場所がより暗く感じる。
明暗のコントラストがネオンだけを明るく浮かび上がらせ、また幻想的。

呑んべ横丁16
色とりどりのネオンが小さくカラフルに彩っている。

呑んべ横丁17
前回も見た「アカカンバン」のペイント。右から左に書かれた文字が時代を感じる。

呑んべ横丁18
それにしても、まるでセットのようなエリアである。
これだけ狭い空間に、これだけ古い店舗がひしめき合っている。

呑んべ横丁19
両側から壁が迫る狭い通路、飛び出した沢山の看板。
漂う空気までもが、タイムスリップした感覚に陥らせる。

呑んべ横丁20
何年か前から、ここも再開発計画の候補地となっている。
この聖域もいつまで残っていられるか、全く分からない状態となっているのである。
ここが気になる方は、是非早めに訪れておくことを、
そして是非、夜に訪れることをオススメする。
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